防衛・セキュリティ分野では、より複雑求な機能や性能が求められるため、技術に対する要件もますます厳しくなってきているのが実情です。
使用されるコネクタシステムの信頼性と柔軟性に対しても同じことが言えます。重量削減、堅牢性、簡単な取扱、それに迅速にできる清掃といった点も、大量データの確実な伝送と同じように、極端な状況では極めて重要な要素となります。民間の救助活動や鉱業・農業・林業などのアプリケーションなどでも、こうした開発が大変役に立っています。
中でも極めて重宝されるのがODU AMC® Tシリーズです。Tはトリプルから来ています。このシリーズは1つのデバイス上で、3種類の互換性あるロッキングタイプが提供されています。状況によってロッキングに対する要件は異なります。スクリューロックは、ことに激しい振動にさらされるアプリケーションで適しています。ブレークアウェイは手の力で接続を切り離し、それによりクリティカルな状況で迅速かつ簡単な切断が可能となるように設計されたロッキングタイプです。プッシュプルのメカニズムでは、高信頼性のロッキングがデバイスで可能になり、さらにボールロックシステムによりエラーフリーのデータ伝送が保証されます。ODU AMC® Tシリーズはこの3種類のロッキングタイプを1つにまとめ、異なるシステムでも別々のインタフェースでなく、1つのインタフェースで繋げられるようにしました。