MDRによりなにが変わるのでしょうか?
欧州医療機器規則(MDR)は、医療機器の品質と追跡可能性を高めることを目的としている指針です。UDIを通じてトレーサビリティを可能にすることが定められています。
UDIとはどのようなものでしょうか?
UDIはUnique Device Identificationの略で、医療機器を長期にわたり読み取り・識別できるようコード表示するというものです。追跡調査が可能となるUDIコードを付けることで、サプライチェーン内で素早いリコールが可能となるほか、そういった情報がEUDAMED(欧州医療機器データベース)で中央管理されます。再使用可能な外科手術器具においては、オートクレーブ滅菌をどれだけ多く行うことができるかがことに大きな課題です。
ODUではどのようにして長期間読み取りが可能なラベルを製品にしていますか?
ODUコネクタ(金属製・樹脂製)は、熱影響や機械的影響のない超短パルスレーザーで構造的に印字されます(図参照)。
表面構造は無変化のままですので、製品は清潔で無菌のまま保たれます。
レーザーマーキングはどれくらいもちますか?
レーザーマーキングは耐腐食性、視野角安定性、およびその構造の性質により、オートクレーブ滅菌の指定回数を超えても、長期間にわたり読解可能です。レーザーマーキングはさらに酸、洗剤、体液等に対しても強い耐性を持っています。
MDRを一般的に実現する際、ODUはどのようにサポートしてくれますか?