ODUのクイックチェンジヘッド(QCH)では、従来のケーブル接続部がプラグピン形状になっています。これを、アセンブリされたコネクタ(ベース部)にすでに組み込まれているODU SPRINGTAC®またはODU LAMTAC®のソケットに接続して、使用することが可能です。QCH接続部のついたソケットが絶縁体(クイックチェンジ部)に統合され、その前部をコネクタに取り付けることができるようになっています。
これにより、再びアセンブリをする手間をかけることなく、アダプタを素早く簡単に交換することができるのです。あらゆるクイックチェンジ部を使用すれば、生産段階で最大限の柔軟性が生まれます。
自動車業界における試験手順では、高水準のコネクタが求められます:一定の接触抵抗を下ることなく少しでも多くの着脱回数が得られることが、例えば返品車のテストなどでの信頼性高いテスト結果を招くための必要条件です。
この経済的なソリューションは、顧客SMART TESTSOLUTIONSにより開発されました。組み込まれていたコネクタがわずかな着脱回数にしか耐えられない場合、それをずっと多くの着脱回数に耐えられるレプリカで置き換えるというものです。つまり、形状やコネクタフェースはオリジナルとまったく同じに作られるものの、内側には高性能のODU SPRINGTAC®フラットソケットが装備されているというわけです。
ODU SPRINGTAC®フラットソケットは、低い電気抵抗を精確に測定する際に一般的に利用される4端子測定(ケルビン測定)に適しています。このフラットソケットの特性は、その両面のコンタクトがそれぞれ絶縁処理されていることで、これにより最適な結果が保証されます。
5万回以上の着脱回数が実現可能なこのフラットソケットは、試験・測定分野での使用に最適です。