熱電対モジュールによる正確な温度測定

Mühldorf am Inn, December 15, 2021

ODU-MAC® White-LineおよびSilver-Lineの製品ラインに、高温領域の計測チェーンでの高信頼性インタフェースとして使用できる新モジュールが誕生しました。2種類の異なる材質の金属線を使った回路(熱電対)で、電圧が発生するのを使う原理です。温接点に温度差が生じることで電圧(起電力)が変化するので、その変化により温度を正確に測定することができます。

6極のODU-MAC®モジュールには、最大3つまでの熱電対を装備することが可能です。5千回以上の着脱回数を誇る長寿命と、最適な耐費用効果が最大の特長です。さらにコンパクトな構造なので、コネクタ内の貴重なスペースを節約することができます。熱電対ピンコンタクトおよび熱電対圧着ソケットコンタクトのKタイプおよびTタイプを提供しているほか、特注で他のタイプもお求めいただけます。モジュールは、はっきり色付けされたスタンピングコンタクト付きでお届けします。コンタクトのモジュール内の取付はお馴染みのクリップ機構で行われます。 

高温領域での温度測定は鉄鋼生産のような高炉で必要です。大規模産業設備やテストステーションでも、このような測定が行われることがあり、熱電対の金属線がハイブリッドコネクタソリューションとして使用されることもあります。

ケーブルアセンブリ込みの熱電対モジュールがコネクタに統合され、すぐに使用可能なソリューションをお求めいただけます。